小説に描かれた主人公たちの高い志のもと、市内に点在する小説ゆかりの貴重な資源をまちづくりに生かそうというのが『坂の上の雲』を軸とした21世紀のまちづくりです。
小説『坂の上の雲』では、松山出身の正岡子規、秋山好古、真之兄弟という3人を主人公に、明治時代の人々が高い志を持って、目標に向かってひたむきに生きていく姿が描かれています。本市には『坂の上の雲』ゆかりの史跡や3人を育んだ自然、文化、風土などが今も数多く残っています。それら既存の資源を再発見、再活用してまちの魅力を高めてくことをがこのまちづくりの大きな目的です。
このまちづくりは、行政と住民が一体となって進められることが重要であり、その結果として市民一人ひとりが(3人の主人公たちのように)夢や目標を抱き、生まれ育った地域に愛着や誇りを持つことによって、松山の活性化につながっていくことを目指していきます。